春爛漫・今だけのトリュフ
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dari K to the World
ブログ

種まき(クイズあり)

もう8月ですね。今年は早くも猛暑全開で、とんでもない暑さですね。 ここまでくると、インドネシアの方が涼しいのは間違いないです。

さて、前回のブログ(ゴロンタロ訪問記)の反響が非常に大きく、このブログを見てくださっているのは当初想定の10人どころではなく、少なくとも20人はいることが判明しました(笑)。 ということで、もう少し頻度を上げてブログを書く甲斐があると思うに至りました。

さて、今日のタイトルは種まき。といっても、カカオの種を蒔くわけではありません(カカオの種も蒔いてはいるけど・・・)。何の種かというと、それはプロジェクトの種です。今Dari Kでは数々のプロジェクトを走らせていますが、社員1人あたり平均3~4つのプロジェクトを掛け持ちしています。全体では10以上のプロジェクトがあるので、私の頭の中では毎日の優先順位づけが大変ですが、複数の案件を持つというのは非常に重要なことだと思っています。

通常、大きな会社では○○部○○課とかいう小さなビジネスユニットに分かれているので、仕事の内容もその部や課の管理する範疇に入ると思います。しかしDari Kではチョコの新作を考えてるかと思いきや、カカオ豆の皮をどこの家畜に食べさせようかと京都近郊の畜産農家を探して訪問したり、そうかと思いきや為替が円安に振れているので為替ヘッジの予約を入れたり、全国の色々な大学に赴いて起業論やフェアトレード論を教えたり、はたまた秘密の研究施設で秘密の研究にいそしんだり。そして1~2か月に1度は現地でバイオガス発電の実証実験の進捗を管理したり、トウモロコシからカカオへの転作の設計・指導をしたり。

なんだか一応「カカオ」という共通点はあるけれど、もはやDari Kを起業した時の定款に記した「菓子製造業」では収まりきらない活動ばかりになってきました(ちなみに定款以外の活動が増えてくると定款を変えなければいけないのですが、既に2度も定款変えました。その度にお金かかる。日本の行政はフレキシブルに時代のニーズを汲み取って事業領域を拡大する企業に厳しい!むしろそこにこそ補助金充てるべきでしょ!)

こうしてプロジェクトの種をいくつも蒔くのにはいくつか理由があります。それは、事業を多く持つことで一つの事業がうまく行かなくなった時のリスクヘッジをするとか、色々新しいことを手掛けることで会社の知名度を上げるとか、個々の社員の能力を鍛えるとか。でも、多くのことに手を出すというのはメリットだけではなく、当然新分野では知見がないのでお金や時間がかかってしまって費用先行型になるし、そもそも強みのある分野に資源を集中投下しないので、どれも中途半端になってしまうといったデメリットもあります。

それでも私はなぜ種を蒔き続けるのか。それは私の考えでいうと、「せっかく種があるから蒔いちゃおう」「どんな花が咲くか見てみたい」という好奇心からくるものです。「は??」という声が聞こえてきそうですが、そういうことなんです。世の中には、面白いことにつながる種、世紀の大発見をもたらす種、世界をひっくり返すようなイノベーションの種が実はゴロゴロ転がっています。でも、みんなその種を拾わない。いや、見えないのかもしれません。

なぜ見えないのか?それは見えてるけど、それを種(将来何かに発展する潜在性をもったもの)でなく小石や砂(何の変哲もない、潜在性も持たないもの)と間違っているのか、はたまた種とは認識しているけれど、それは発芽しないものと先入観で決めているのかもしれません。ではなぜそれが私にはちゃんとポテンシャルを持った種として見えるのか?それはきっと、いろんなところを旅して、いろんな世界をみてきたから。いろんな花を見てきたからだと思います。だから一見、砂や小石に紛れている種も、これを育てたら何かしらの花が咲くんじゃないか、とか思ってしまうんです。

でも、種ってそもそもどこに落ちてるかって疑問に思う方もいるかもしれません。吉野はいろんなところにいっぱい転がってるなんていうけど、私には見えない、と。でもよく考えてみてください。種がどこに転がっているかを。種はどこにあるのでしょうか?

答えは次のブログで書きたいと思います。それまでに皆さん考えておいてください!答えわかった人は、Dari Kのブログのコメント欄に投稿してもらってもいいですね。面白そう!正解した人には・・・・う~ん、何か考えます!

こういうインタラクティブなブログもいいですね。クイズ出して答えを考えてもらうという。ちなみにヒントは、その答えは10文字以内で簡潔に答えられます。抽象的で長い説明を要する解答ではありません。漢字を使えば3~4文字で答えられちゃうし、全部平仮名でかいても10文字にも満たないですよ。

さあ、全国推計20人の読者の皆さん、やってみてください!!ちなみにコメント数が少ないと、続き書くモチベーション下がるので次のブログ投稿が遅れる可能性大です(笑)。種には水を、吉野にはコメントを。

*PS* 現在、『社会イノベーター公志園』(http://koshien-online.jp/)というプログラムに参加しています。毎月1度、俗にいうメンターの方や一般の方からいろいろ助言や激励をいただきながら、自分が実現したい社会をどう作っていくかについて考えを深めています。この取り組みはジャパン・ギビングwww.japangiving.jp/c/12237#summaryのサイトで紹介しており、プロジェクトへの寄付も同時に募集しております(1口500円から可能で、少額で十分ありがたいですのでご協力いただけると励みになります!)。