Dari K(ダリケー)

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カカオ豆とマグネシウム

ロースト・カカオ豆の販売を開始してから
Dari K店頭でもお取り寄せでも多くのお客様に
お買い上げ頂いております。
↓これがカカオ豆をローストしたもの。
s-CIMG4072.jpg
↓こんな感じで袋に入れて売っています。
(50グラム入り(約50粒)、税込400円)
Roasted cacao beans
味としては、いわゆるチョコレートとは違って
全く甘くなく、むしろ苦いんですが、それでは
単なる苦い豆かといえばそう簡単に表現できる
ようなものでもありません。
苦さの中にもほのかな甘さやフルーティーな香り、
酸味、渋味など複雑な味が次から次へと出てきます。
しかも食感はカリカリとしたナッツ。
「なんて表現したらいいか、こんなの食べたことない。
でも深~い味ですね!」
これがお客様の感想で一番多いものです。私も
正直、初めてカカオ豆をそのまま口にした時、
そう思いました。
↓これは、店の外のテーブルの上に飾ってあるものです。
s-CIMG4319.jpg
カカオ豆の成分・効能を書いたものなんですが、
「これらの効能は分かりました。でもカカオ豆には
栄養素がどれだけ含まれていて、どれくらい
摂取すればいいの?」というご質問を受けたので
数値的なものについて調べてみました。
今回は、このカカオ豆の栄養素・成分について
書いてみたいと思います。
実は、インターネットで検索すればすぐに
見つかるだろう・・・そう思って検索を始めて
早5時間。始めは日本語で探していましたが
ないんです!!
チョコレートの栄養表示やココア(砂糖の入ってない
純ココア)のそれはあるんです。でもカカオ豆
そのものについての成分の数値がない!!
どれだけ探してもない!!
そこで今度は英語で検索開始しました。
ようやくいくつかヒットしたものの、どれも
公の機関が公表しているものではなく、
健康(栄養)に関するサイトやカロリー計算の
サイトに載っているもので、同じ重量で比較しても
若干の誤差があります。
う~ん。データを扱う研究や仕事にこれまで従事
してきたため、自分に一番好都合な数値を
載せているサイトからパッと引っ張ってきて
紹介するのとか嫌なんです。かといって
どれが最も客観的で信頼のおけるデータなのかも
分からないし。
でも幸い、数値に誤差はあるとはいえ、おおよその
イメージをつかむ分には問題ないレベルと
判断できるので、今回は分かりやすい形で
調べた結果をご報告します。
1オンス(28グラム≒28粒)あたりのカカオ豆の
成分は130カロリーで10グラムの炭水化物、
4グラムのたんぱく質、そして12グラムの
脂肪となっています。
脂肪はカカオバター(カカオ豆の約半分は
カカオバターです)に由来するものがほとんどで
飽和脂肪酸ですが、コレステロールを上昇させない
との研究報告が出ています。
食物繊維は非常に豊富で9グラム含まれています。
また鉄分も一日に必要な量の10%以上が摂取できます。
特筆すべきはマグネシウムの含有量で80ミリグラムも
含まれています。日本人のマグネシウム推奨摂取量は
男性が340~370mg、女性が270~290mg(妊婦は
310~320mg)なのに対し、平成18年の国民健康
栄養調査で男性は平均263mg、女性は平均237mg摂取
しているとのことだったので不足しているのは
明らか。
ということは、カカオ豆を28グラム摂取すると
ちょうど推奨摂取量をとれることになります!
マグネシウムはナッツやゴマ、海草などに多く含まれ
ますが、なかなかそれらを大量に摂るのは
難しいので(ナッツ以外は軽いものばかりなので)
まあ28グラムとまではいかなくとも、カカオ豆で
マグネシウムを摂取するのはいいことですね!
*ちなみにカシューナッツもマグネシウムが
豊富で100グラム当たり240mgのマグネシウムが
摂れます!Dari Kのローストカシューは
塩も油も使わず生カシューナッツを素焼き
したものなので、これまたマグネシウムを取るには
理想的な食材です!
マグネシウムは不足すると骨粗しょう症になったり
神経疾患、精神疾患、不整脈、心疾患、筋肉収縮
異常などが起こることが知られています。
お酒をよく飲む方は、アルコールを大量に飲むと
血液中の濃度が上がり、それに伴って尿から排出される
マグネシウムが増え、摂取量が不足しますし、
腎臓病や糖尿病の方は体内にマグネシウムが
不足したときにに働く仕組みが上手く働かないため
摂取量不足になりがちです。
となると、カカオ豆をつまみにワインやお酒を
飲むことや、腎臓病や糖尿病の方が、チョコレートは
良くなくても砂糖の入っていない(それでいて
マグネシウム豊富な)カカオ豆を食べることは
理想的なのではないでしょうか。
ということで結論は、Dari Kのロースト・カカオ豆や
カシューナッツはマグネシウムが豊富なので
適量(Dari Kのカカオ豆は50グラム、
カシューナッツは75グラム入り)を摂るのに
とても使い勝手がよい、ということです。
サプリなんかより吸収も良いですし、
味わい深いのでオススメです!
ちなみに余談ですが、カカオ豆の成分を
探すのに、単にgoogleで関連サイトを
検索するだけでなく、大学院時代を思い出し
google scholar(学術論文の検索サイト)でも
サーチをかけました。するとどうでしょう!!
カカオに関する論文がいくつもヒットしました。
引用の多い論文を数本読んでいたところ
2010年に米国心臓病学会のジャーナル
(Journal of the American Heart Association)に
発表された記事で「チョコレート摂取と心疾患(心不全)の
発生率」(Chocolate Intake and Incidence of
Heart Failure)というものがありました。
簡潔にまとめると、1998年から2006年まで48歳から83歳の
女性の心疾患での入院・死亡率を、チョコレートの消費量
との関連で分析したところ、時々チョコレートを食べる
人の心疾患に陥る確率はチョコを食べない人と比べ
約30%ほど低いというものでした!
(ただ毎日食べてるからといって心疾患のリスクが
さらに低くなるのかといえば、そこまでの有意な効果は
測定されなかったようです)
この他にも実に多くのカカオの医学的効果に関する
論文がありました。日本語のものは少ないので
英語になりますが、最先端の研究成果の多くが
google scholarで無料で読める時代です。
チョコレートの魅力をお伝えしていくためにも、
また自身の知識を深めるためにも、定期的に
学術論文を読んで行こうと思います。
Viva! cacao beans!!
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