Dari K(ダリケー)

Dari K to the World
ブログ

ライターを運ぶ「アリ」

インドネシアに来て既に1週間が過ぎました。
今回は、ある上場企業の方に農園を案内したり、
新聞記者さんの密着取材を受けています。
ところで、題名のライターを運ぶ「アリ」とはいったい??と
思ったことでしょう。
実は数週間前に、ある方と話をしていて言われたことです。
「吉野君、Dari Kがここまで来れたのはすごいし、
きっとこれからも伸びていくと思う。でも、なんでこんなに
伸びているか分かる?」そう聞かれました。
私は
「はじめの1年はもう大変でした。ようやく頑張って頑張って2年目から
認知度がでてきて、お店としてなんとか存続できるようになりました。
3年目の今も、相変わらずヒーヒー言いながら、毎日全力投球しています。
私だけでなく、社員一丸となって皆毎日毎日全力投球している、
だから一応会社としても成長できているのではないでしょうか」
そうすると、その方はこう言いました。
「どこの中小企業もみんなヒーヒー言いながら全力投球しているもんだよ。
Dari Kと他の企業との違い、それは他の人の応援だ。
Dari Kを応援する人はいっぱいいる。でも他の中小企業を応援する人は
そんなに多くない。それじゃあなぜDari Kは多くの人から応援されているのだと思う?」
難しい質問でした。
「カカオを通して世界を変える、という会社のビジョンのとおり、
社会性が強いビジネスモデルだからですかね?」
そういう私に、彼はこう言いました。
「どこの企業だってビジョンはあるし、社会性をもっている。
でもDari Kが追求しているビジョンは、ほかの会社と比べ途方もないんだよ。
たとえば、足元にアリがいるとする。
ビスケットのかけらを運んでいるアリをみて、吉野君はどう思う?
頑張っているな、と思うだろ。でも、それだけだ。
今度は自分の身体の5倍くらいある虫の死骸を運んでいたらどう?
お、すごいな!よく運べるな、と感心するだろ。
でも、アリが自分の身体の30倍も50倍もあるライターを運んでいたらどう?
すごいな、の前に、なんでこんなものを運ぶんだろう。
大きすぎて動かないんじゃないか。なんて無茶をするんだろう。
そう思って、立ち止まるはずだ。
ビスケットや虫の死骸を運んでいる程度では足を止めない。
でも、あまりに大きなライターを運んでいるアリを見たら、だれもが
足を止めるはずだ。
Dari Kは、大きなことをしている。だから皆止まって、
「何がしたいんだ?大丈夫か?何かしてあげられることはないかな?」って
思ってくれるんだ。
最近は景気も回復してきた。IT関係で起業する若い人たちだって沢山いる。
数人でアプリやシステム組んで、ってそんなシンプルなことで成功する人も少なくない。
でも吉野君は違う。毎日夜中までヒーヒー言いながら、ライターを運んでいる
アリになっている。だからみんな応援してくれるんだよ」
僕には衝撃でした。
自分がライターを、つまり自分のキャパシティの数十倍のことを
成し遂げようとしていることを、我ながら忘れていました。
大変なのもうなずけます。
でも、だからこそ周りの声援や応援がある。
そしてだからこそ、生かされ、また頑張れる。
今日もまた、インドネシアの農園でライターを運ぶアリになってきます。