春爛漫・今だけのトリュフ
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スラウェシ島の地震について(代表よりご報告とお願い)

皆様ご存知の通り、9月28日にDari Kのカカオ供給地であるインドネシアのスラウェシ島でM7.5の大きな地震がございました。

 

この地震がTVなどで報道されてから、実に沢山の方々よりご心配のお声をいただきました。また何か協力したいと多くの方からお声がけもいただき、本当にありがとうございます。

 

西スラウェシ州のポレワリ県を拠点とする弊社ダリケーの駐在員ならびに現地スタッフ/パートナーは幸い無事でございます。しかしながら、震源地を中心に多くの被害があちこちで出ているのは報道の通りであり、被害の状況は明らかになるほど日に日に増え続け、10月1日現在で既に800名以上の犠牲者が報告されており、今後その数は数千人規模に上ると予想されております。

 

弊社の数百人に上る契約農家の中には震源地に比較定期近いところに居住している者も含まれますが、契約農家・非契約農家に関わらず安否確認は取れていても、農業や水産業など第一次産業に従事している住民が大多数を占めるスラウェシ島の中・北部の方々にとって、生計を立てる手段である農園や漁場への影響は計り知れない状況でございます。

 

このような状況下において、慌てて物品や資金を送付してもインフラが毀損している中では現地に届くのに想定以上に時間がかかることが予想され、また送金してもまだ余震が続いている中で、銀行のある街まで出ることもできない状況においてはタイムリーに寄付金を受け取るのも難しい状況が明らかになっております。

 

したがいまして、これまで日本の震災後の復興支援の教訓を活かし、弊社としては弊社子会社並びに現地パートナーを中心に現地のニーズに即した復興支援策を考える方向で既に議論を始めております。

 

一方で、実際現地はまだ余震も続いている状況で混乱の最中にあるため、状況がクリアになるまでは情報収集を最優先に努め、その上で現地のニーズに即した支援策を講じてまいる所存です。

 

個別にご心配のご連絡を沢山いただいておりますが、限られた時間で最大の貢献をするために、弊社からの御報告はHPを以って情報発信させていただきますので、お気遣いは大切に頂戴しつつ、個別メールへの対応は出来かねます旨ご理解いただくとともに、今後状況の問い合わせなどはお控えいただきますよう何卒ご協力のほどお願い申し上げます。

 

尚、皆さまのお気持ちを今後の復興支援につなげるために、弊社本店・祇園店では募金箱を設置させていただきます。今後、お振込みによる募金なども受け付けるよう体制を整えてまいりますので、またその際は是非ご協力いただけますと幸いです。

 

最後に、今年はインドネシアではロンボク島の地震も記憶に新しいですが、日本でも地震や台風が頻発しており、各地で多大なる影響が出ております。この日本でさえ、停電や断水、交通への影響が多い状況ですので、諸外国での影響の大きさは想像に難くありません。

 

特にスラウェシを含むインドネシアの東部は自然災害の影響をダイレクトに受ける一次産業(農業や水産業など)従事者の割合が著しく高く、自然災害の影響は今後想像以上に長引くと予想されます。

 

「カカオを通して世界を変える」をビジョンに掲げ、生産者のやりがいと所得向上を達成する仕組みづくりを考えてきた弊社は、今のような困難なときこそ現地に一層貢献すべきと考えておりますゆえ、引き続き見守っていただけましたら幸いです。

 

今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

Dari K株式会社

代表取締役 吉野慶一