春爛漫・今だけのトリュフ
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dari K to the World
ブログ

投資するということ

百貨店出店が続くと、なかなかブログを書く時間が
とれなくなってしまって残念です。
その代わり、色々なお客さんと百貨店でも出会えるのは
嬉しいことで、特にやっぱりリピーターの方の存在は本当に大きいです!
ちなみに来週12月4日(火)までは大丸京都店の地下の
スイーツ売り場に出店しております!是非お越しください!
さて、今日は久しぶりに「経済」カテゴリーでの
エントリーにしてみます。
投資。
みなさんはこの言葉にどういうイメージを持たれているでしょうか?
「自分には関係ないなぁ。株とかやってないし・・・」
そんな方も多いかもしれませんね。
私も以前は「投資=株=よく分からない日経平均ナントカ」
そんなイメージでした。
でも、今日書きたいのは、投資=株ではないということ。
投資はものすごく身近で、何気ないことも投資になっているというお話です。
たとえば朝、通勤の電車の中で日経新聞を1時間読む。
これも投資。だって、電車の中で寝てもいいわけだし
音楽聞いてボーっとするのもいいわけだし。
でも新聞を読んで最新の情報を頭に入れる、ということは
その新聞代(お金)とそれを読む時間を投資した結果。
たとえば、健康のために、と野菜ジュースを飲む。
これも投資。投資っぽくないけど、別にコーラでも
お茶でもコーヒーでも良かったけど、ビタミンを補給するために
したのであれば、投資だと思うんです。
美味しいものを食べること。これも投資。
一流の料理人が作る日本食やフレンチ、イタリアンだって
中華だって、そりゃ安くはないけれど、プロの味を
知ることはそれが経験となるし、どこが普通のものと
違うのかを体感する学びになる。そんな難しく分析してたら
美味しいものも美味しく食べられない、なんて声も
聞こえてきそうですが、でもやっぱり目的があって
そのための費用や時間をかけることは「投資」だと
思うわけです。「資(資源:お金・時間など)」を
投(投じる)」わけですから。
そう考えると、日常生活の至る所に投資の機会は
あるということになります。
もちろん、株の場合と違うのは、株は買ったときの
価格から将来株価がどれくらい上がるのか、
はたまた下がるのか、リターン(投資の結果)が
誰もわからないという不確実性があり、それと比べると
先の例はいずれも結果が見えているということがあります。
だとしたら尚一層、日常的な意思決定における
小さな投資はした方がいいですね。
翻って衆議院議員選挙。
自分の住んでいる国日本の方向性を決める選挙。
TPPしかり、増税しかり、社会保障しかり、原発しかり。
日本国の将来という不透明なことに対して、私たちは
投票権をもって「投資」するわけです。
無関心はおろか、無知である国民がいればいるほど
この国のリターンは低くなり、国としての魅力がなくなり
日本株は買われなくなり、企業は株式市場で資金調達
できなくなり、設備投資が先細り、雇用が減り、
政府の税収も減り、所得も減り、希望がなくなる
悪循環へ。
今回の選挙は政党が多いのが特徴。新しい政党ばかり。
今自分たちがしなければいけないこと。
それは、誰なら信頼できるか、ではなく、
自分はどう考えて、その考えに近い党に投票すること。
立候補者の演説を聞くと、なんだかみんなもっともらしい
ことを言っているはずです。でも、もし自分自身で
TPPに関してはこうあるべきだ、社会保障に関して
こういう政策をとるべきだ、という考えをもっていたら
それぞれの候補者の主張のどこがまやかしで、どの論点を
抜いているか、分かるはずです。
私たちは毎日いろんな投資をする。
投資は、それが考え抜いた上であれば、たとえ失敗したと
してもそれは次回への教訓になる。
いつも考える習慣をつけ、先を読む。
国民全体がそうなれば、きっと日本は再び正しい方向へ
進めると思います。
いよいよ明日から12月。
Dari Kが今年投資してきたものが、もうすぐ
実を結ぶ頃です。