Dari K(ダリケー)

Dari K to the World
ブログ

雑感

ここ最近、ミーティングに外出する回数が格段に増えています。
「Dari Kの商品を買ってください!」という営業と
いうよりは寧ろ、Dari Kのコンセプトを知ってもらい、
それで共感をして頂いて次につなげて行きたいな、
というスタンスです。
これまで金融をやっていた時も、学生の時も
私は結構アグレッシブだったと思います。というか
アグレッシブさがないと生きていけない環境でした。
ただ一口にアグレッシブと言っても、もちろんアポなしで
とりあえずどこにでも顔を出すのではなく、何を
話したいのか、なぜface to faceで顔を合わせて
話す必要があるのか、そのミーティングで相手は
どんなメリットがあるのか、それを納得してもらった上で
アポを入れ、話に行くというスタイルでした。
ここで重要なのは、「相手にメリットを提供すること」
だと思います。損得勘定抜きで話すのは、友達同士や
飲み会の席ならあるかもしれませんが、お互い
仕事として時間を割くからには、その時間に見合った
対価(かならずしも金銭的メリットだけでなく、知識や
情報なども含めて)を受けられなければ、ミーティングの
意義は相当薄れるというものです。
だから最近訪問した方々も、Dari Kとどこかで方向性が
同じであるとか、何か相互に便益があると思うような
ところに絞っています。
ミーティングで私は、商品の価値を理解して頂くための
説明はしても、チョコを買ってくれとは一言も言いません。
だから営業の成果がすぐに出るかどうかと言えば、
出ないかもしれません。でも、それは自分が分かった上での
行動だからいいのです。
投資をする時に、1週間で5%のリターンを狙うことも
あれば、1年で30%のリターンを取りに行くこともあります。
投資戦略を前者にしてしまうと、とにかく回転を早め
コンスタントに利益を上げていかなければなりません。
他方、後者の戦略をとると、いってみれば11ヶ月目まで
リターンが0%でも12ヶ月目で30%リターンがとれれば
OKです。
Dari Kは株式会社なので、もちろん経営の戦略というものを
持っています。実際、同じような事業をJICAやJETROからの
委託プロジェクトとして、あるいはNPOを組織して寄付金や補助金、
会費ですることも不可能ではありませんでした。
でも、「寄付金がなくなったから、補助金がでないから」
といって途中で事業を断念したら、それこそスラウェシの
農家の人々はどう思うでしょう。せっかく発酵することで
カカオが美味しく、付加価値がつくと実感してきたのに、
発酵してももう買い取ってもらえないと知ったら、
結局元のとおり発酵することもやめてしまうでしょう。
(既存の仕組みでは、スラウェシにおいて発酵されたカカオ
豆を購入する企業はDari Kが供給先としてパートナーシップを
組んでいる1社しかありません。)
だからDari Kは株式会社にしたのです。
自立して、サステナブルに運営できるビジネスモデルにする。
これらを踏まえると、その場限りのチョコを売る営業は
相応しくありません。前の例で言えば1週間で5%のリターンを
狙うようなものです。それよりも、ビジョンを説明し、
そこに共感して頂きつつ、時機がきたら受注させて頂く、
それで1年を通してみて当初の期待リターンがあがればいいのです。
この1週間、実に多くの方々にお会いました。
ブログで書いていいのか分からないので詳細は伏せますが、
普通では会えないような方々にお時間を頂き、またお越し
頂いてお話しました。そしてそのどれもが、これまでの
自分の人生とどこかでつながっています。
「東南アジア青年の船」だったり、高校・大学・大学院
だったり、また留学先だったり、幼いころ通っていた
学習塾だったり。さらにDari Kをはじめて出会った方々。
いつもコメントくださるSさんやMさんなど、いつも
励ましてもらっています。
そして遠く離れたスラウェシには、カカオ農家の
あんちゃんやおっさんが、インターネットがないので
今頃どうなってるかは現地の友人を通してでしか
分からないでしょうが、成功を祈ってくれています。
先日、日本最大級のビジネス系メルマガ「平成進化論」
でDari Kのことを触れて頂きました。私は直接
面識がなかったものの、尊敬する経営者である
開倫塾の塾長の林さんの勧めでメルマガを
購読しており、平成進化論の著者鮒谷さんの
考えには共感するところが多く、そのような方に
ご紹介頂くという幸運にも恵まれました。
今はショコラティエと自分の2人だけの小さな会社
ですが、お陰様で応援してくださる方は沢山
いらっしゃいます。その期待に応えるためにも
そしてスラウェシで待ってる農家の皆のためにも
もちろん焙煎したての絶品チョコレートのファンの
ためにも、一歩ずつ前に進んでいきたいものです。